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2009年08月18日

安売りすべからず

090818.jpgセコビッチという称号を欲しいままにしている吾輩は、中途半端なセールにだけは引っかかるまいと日頃から注意しています。「10%オフ」という甘い言葉にのせられてそんなに欲しくないモノを買ってしまいがちですが、そういうモノってやっぱりそんなに欲しくなかったモノだから大抵は使わないことになる。そればかりか‘何でこんなん買ったんやろ…’と、後悔するハメになってしまいます。なので、セールをやっていても自分が欲しているモノかどうかをイヤというほど自問自答するようにしています。

そんなガードの固い吾輩がセールの罠に引っかかってしまいました。『エマニエル夫人』の安売りで。引っかかるにしても、もうちょっとマシなモノがあるだろうと自分でも呆れてしまいますが、『エマニエル夫人』という響きに反応してしまったのだから仕方がありません。
ことの経緯はこうです。タワレコに行ったらDVDの1800円シリーズが出ていて、しかも2枚以上買うとさらに15%オフになるという。1枚あたり1530円。さらにポイントがつくから実質1470円。これは安い。ということで『未来世紀ブラジル』と『ブロークバック・マウンテン』をチョイス。いい買い物が出来たとレジに向かおうとした時に、藤のイスに座り悩ましげな顔をしているエマニエル夫人と目が合ってしまったのです。中学生の時に何回かお世話になったご恩や、衣装がオシャレだと誰かがいっていたのを思い出し、1周回ってカッコいいかもとレジに持っていきました。
青(性)春時代の記憶というのは怖いもので、今ではいろんなAVを見てちょっとやそっとでは驚かないカラダになってしまったにも関わらず、ちょいエロ映画ごときに帰りの電車からドキドキ・ワクワクする。そして夜中に一人再生ボタンを押してみると、意外にエロシーンが多いことにビックリ。というか、ほとんどそれしかない。有名な飛行機の中でのセックスシーンなんて、絶対にありえへん!
しかしながら全体を通してグッとくるエロさがないし、笑えるほど飛んでるシーンもない。すでに‘何でこんなん買ったんやろ…’と、このDVDだけクローゼットの奥に隠してしまいたい思いにかられているのですが、ゾンビ映画の中にポツリと『エマニエル夫人』が紛れているのもおもしろいと思い、一緒の収納箱に入れています。
‘女は自分を安売りするな’といいますが、本当にその通り。セールさえしていなければ吾輩が過ちをおかすこともなかったのに…。

posted by ichio : 23:03 | | trackback (0) |