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2010年03月12日

音楽ライフ停滞中

100312.jpg去年秋からの忙しさがなかなか収まらず、新しい音楽や映画、本に接する機会が激減。飲みに出かけたこともこの半年一度もなし。当然のごとくガス欠状態になっています。
音楽関連では唯一マッシヴ・アタックの新譜『ヘリゴランド』を試聴したもののスルー。雑誌なんかでは1stや2ndに回帰したと評価が高いようですが、ム〜ンという感じです。質感はむしろ『メザニーン』や『100th ウインドウ』の延長線上じゃないでしょうか。どうも今のマッシヴ・アタックに1stや2ndのような作品を期待するのは間違いのようです。

こんな感じで目新しさのかけらもない音楽ライフを送っている中、静かなブームになっていのがヒップホップ。今までヒップホップはメインで聴くことがなく、カレーライスに添えられたラッキョウ、ストーンスのビル・ワイマン、国際軍団の寺西勇的な存在だったのですが(とはいっても決して欠かすことばできません。……ストーンズはビル・ワイマンなしで全然成立してますね)、この度メインに昇格。
中でもよく聴いているのがコモンの『ファイティング・フォーエバー』とQティップの『ザ・ルネッサンス』。
『ファイティング〜』は前作『BE』のまったり路線を引き継ぎいだテイストで、最初聴いた時はえらく地味な印象を受けたのですが、元をとるため繰り返し聴いているうちにジワジワきました。かなりいいです。それにしてもコモンってオットコマエですよね。せまられたら断る自信ありません。
ヒップホップを寺西勇扱いする者がいうのも何ですが、『ザ・ルネッサンス』は間違いなく傑作です。Qティップ独特の浮遊感あふれるプロダクションと脳ミソを引っ掻かれるようなラップ、サイコーです。ソロとしての1st『アンプリファイド』はヌケが良くなく、やっぱりア・トライブ・コールド・クエストだなと思っていただけに、会心の一撃といったところ。最近出た彼の幻の2nd『カマール・ジ・アブストラクト』もいいんでしょうか?

posted by ichio : 00:46 | | trackback (0) |