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2010年04月18日

最近の読書日記

100418.jpgふと気がつくと、このところ映画に関する本ばかり読んでました。あらためて興味の幅の狭さにトホホ感を感じ、これではいかんと、無理矢理気味に自然に関する本なんかを買って心のバランスを保っています。
読んだ映画本のタイトルをザッと挙げると、『シネマ21 青山真治映画論』(青山真治)、『ユングのサウンドトラック』(菊地成孔)、『映画は遊んでくれる』(芝山幹郎)、『絶望・断念・福音・映画』(宮台真司)、『「世界」はそもそもデタラメである』(宮台真司)。
こうやって書くと何となく自分が‘かしこ’に思えてくるからうれしい。
本の中でピックアップされている映画は結構かさなっていたりするのですが、それぞれの感想・評価が全然違っていてなかなかおもしろい。賢い人がこうなんだから、映画の見方に正解なんてものはないんだなと感じる。
また、こういう批評文やエッセイなどの読み方も自由で、吾輩の場合は映画を材料にしたエンターテイメントとして楽しんでます。だから、いかにおもしろい切り口・語り口で世界観をつくってくれるかが大切。今回挙げた本の中にも、言ってることは鋭かったり立派だったりするのかもしれませんが、単純に読んでいて退屈というものもありました。
あと、作り手が書くこういった文章でチラホラ見かける‘つくる人間の方がエライ’ ‘だったらお前がつくってみろ’的なフレーズに遭遇すると、まだそんなこといってるんですか?!とガックリきます。
そういう時は『そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全2006-2009』(みうらじゅん)でスキッとするのがイチバンです。

posted by ichio : 18:38 | | trackback (0) |