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2010年07月27日

早乙女愛〜女猫について

女優の早乙女愛さんが、多臓器不全のため亡くなりました。世の中的には早乙女愛といえば『愛と誠』ということになっているようですが、吾輩的には断然『女猫』です。
めねこ、メネコ、MENEKO、嗚呼『女猫』…。このようにうなされるほど吾輩の人生の中で、この映画はひと際強いインパクトを残しています。あれは中坊になりたての頃。「ロードショー」をペラペラめくっていたら、成人映画紹介のページに気の強そうなベッピンさんが峰不二子顔負けのオッパイを曝け出している姿が目に飛び込んできました。当時の成人映画やエロ雑誌のモデルというのは今では考えられないくらいクオリティが低く、‘こんなブサイクやったら漫画の方がええわ’というくらいでした。…というか、そうだったと推測されます。そんな中、愛さんのルックスは際立っていたというか、奇跡といっても過言ではありませんでした。記事を読むと、「ポルノ」がつかない普通の女優さんということで、さらにボルテージは上昇。(山城新伍監督ということで、若干萎えましたが)
しかし、中学生はポルノ映画を観ることはできません。この障害を乗り越えるためにひらめいた作戦は、映画のチラシを買うこと。チラシの表面はさすがにオッパイは出ていませんが、ボリュームのある谷間がバッチリ拝めます。さっそく、通信販売のチラシ屋で『ドランクモンキー酔拳』や『メガフォース』のチラシを煙幕代わりにして、見事『女猫』のチラシをゲット! ボルテージは最高潮に達し、チラシを凝視すると胸の谷間にうっすら産毛が生えているのを発見し、完全にオーバーヒートを起こしてしまいました。
その後、愛さんはテレビドラマ『新ハングマン』に出演し、これでもかとエロさをアピール。そしてヌード写真集まで出しちゃいました。吾輩が遠くの本屋まで買い付けに行ったことはいうまでもありません。もちろん大人になって『女猫』もレンタル。この時は煩悩よりも青春の甘酸っぱさがよみがえり、涙がこぽれそうでした。
そんな言葉では言い表せないこと、いや、言葉では言い表せないくらいお世話になった早乙女愛さんのご冥福をお祈りいたします。

posted by ichio : 23:28 | | trackback (0) |