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2011年01月22日

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110122.jpg2010年の日本シリーズが「中日vsロッテ」という社会人野球以上に華のない、もとい通好みの渋いカードになったため、すっかり存在感が薄くなってしまったプロ野球。そんなイマイチムードが漂う中、ハンカチ王子改め球界のアイドル、斎藤佑樹クンが日本ハムに入団し、一気に活気づいてきました。
佑樹クンが寮を出るところを芸能レポーターが追いかけるのはお馴染みの風景になっていますが、ある時テレビを見ていたら某女性レポーターが、‘今、斎藤選手が笑顔で寮から出てきました。多くの報道陣に囲まれ、少しはにかんでいるようです’と、得意げに実況していました。別にいいんですけど、はにかむのは石川遼クンですから。
こういう、ちょっとイラッとくる勘違いは結構あるもので、某音楽番組で‘冬に聴きたい歌’というテーマで、死ぬまで童顔〜イルカさんの「なごり雪」を紹介していましたが、これって春の歌ですよね。地味にイラッときます。
とまぁ、こんな屁にもならない理屈をこねておきながら何なんですが、吾輩も冬と何にも関係ないのに冬に聴きたくなる歌があります。やっぱりこういうことは自分なりのイメージということで済ました方が丸くおさまるのでしょう。
ちなみに吾輩のウィンターソングの定番は、デヴィッド・シルヴィアンの「レット・ハッピネス・イン」。歌詞は確か、孤独な男が海辺で佇み、‘これからは自分も幸せになっていいんじゃないか’と思いめぐらす内容だったと思いますが、そんな歌詞の内容よりも、彼の声と寄せては返す波のような静かな曲調が、冬の暗い海を連想させるワケです。
その他にも、ニック・ドレイクの『ブライター・レイター』や、ティム・バックリィの『ハッピー・サッド』というアルバムを聴くと、暖炉でパチパチ音を立てる火を眺めているような気分になって、すごく好きです。でもこの二人、人生の終り方はすごく寒いんですよね。

posted by ichio : 00:25 | | trackback (0) |