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2011年05月03日

‘そう’なんです

20110503.jpg‘男の顔は履歴書、女の顔は請求書’といわれるように、ある程度歳を重ねると、シミや加齢臭と一緒にどんな生き方をしてきたのかが顔に滲み出てくるもの。故に人は顔で性格や生き様、地位などを想像したり、されたりします。
顔から人物像を想像する場合、美男美女なのかどうかは関係なく、部位あるいは顔全体から漂うオーラによって判断するのがスタンダードといえるでしょう。
例えば先日、フィギュアスケート世界女王に輝いた安藤美姫チャン。思うような結果が出せず文句ばかり垂れていた頃の美姫チャンは、正直「バイ菌軍団」に出てくるキャラクターにしか見えませんでしたが、バンクーバーオリンピック前あたりから充実感が顔にみなぎり、今ではスケーティングだけでなくルックスも‘もしかしたらキレイかも’という錯覚に陥るほどです。それほどまでに「相」というものは、人の内面を表すのです。

このことは、ちょい前にゲットした『人相学入門』(八木喜三郎)という本からも学びました。表紙を飾るアクの強い面々、これだけで‘恐れ入りました!’という感じです。
もう察しがついていると思いますが、完全なアホ本です。さまざまな角度から人相について論じているのですが、中には‘昔、こういう顔の人にイヤな目にあわされたんじゃないの?’と思ってしまうようなオリジナリティあふれる解説があったりします。
藤山寛美センセの多彩なアホ顔写真満載のコーナーや、犬と飼い主の相性をみるコーナーがなかなかのインパクトを放っているのですが、ダントツなのは子どもの写真を載せて、その子の将来の適性を語るコーナー。企画自体極めてレッドカードに近い内容にも関わらず、著者はそんなことおかまいなしに「本人、両親、先生などの考えていることと相違があるかもしれないが、再考をお願いしたい」とまで言い切る自信の持ちよう。この本がきっかけで道を踏み外した子どもがいないことを祈るばかりです。

posted by ichio : 00:32 | | trackback (0) |