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2011年07月14日

Uターン不能

110714.jpg仕事の打ち合わせに行くためクルマに乗せてもらっていたら、高速道路でタイヤがパンク。緊急停車してスペアタイヤに替えることに。(吾輩は安全を確保するため、ボォーッと作業を見つめる見守り隊を担当)
高速道路で緊急停車するのはこれで2度目。前は大学生の時で、海へ行く途中、運転していた友だちが突然でクルマを止めて外に出るので、窓を開けて「クルマ、調子悪いの?」と訊いたところ、 その男は‘もう、あかん!’と叫ぶと同時にしゃがみ込み、ウンコをひり出したのです。腹痛でゆがむ顔がちょうど真横にきて、こっちも腹が痛くなるほど大爆笑。ちなみにみんなの前で下痢便をした友だちは、緊急事態にも関わらず最低限のマナーは心得ており、新聞紙の上で用を足していました。
さて、クルマのトラブルといえば、オリバー・ストーンの最高作で、クライムムービーの中でも屈指の傑作だと勝手に決めつけている『Uターン』。
借金まみれでろくでなしのボビーが故障した愛車ムスタングと共に迷い込んだのは、住民みんなが狂っている砂漠の町スペリア。
最初はクルマを修理するだけのつもりだったのに、フェロモンむんむんの人妻にちょっかいを出したせいでズブズブとUターンできない事態に。焼けつくような暑さと不条理な出来事の数々、迫り来る借金取りの恐怖で、ボビーだけでなく観ているこっちの頭もバースト寸前。イカれた自動車修理工とのやりとりは、こっちまでスパナを振り下ろしたくなるほど。
で、やっとこさ切り抜けたと思ったら…。いやはや、クルマのメンテナンスはこまめにやっておくものです。

この作品、本編もナイスですが、とにかくオープニングがカッコいい。個人的には、『Uターン』『セブン』『ビッグ・リボウスキー』が、90年代のオープニングベスト3です。

posted by ichio : 00:41 | | trackback (0) |