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2011年10月13日

レイア姫を見たら考えざるを得ない美の基準

111013.jpg海外の女性アーティストに対する‘歌姫’というフレーズに違和感をおぼえたことはありませんか?
悪気はなくても ‘あか抜けない田舎のお姉チャンじゃね?’とか、‘クラスで煙たがられている気の強いオンナっぽい’といったイメージが頭をよぎった人は多いはず。
しかしこれは、強引な売り文句をこじつけたのでなく、美人の基準が日本と西洋ではちがう可能生も考えられます。
最近ブルーレイでBOXセットが発売された『スターウォーズ』のレイア姫を見ると、その思いはさらに強くなります。日本人の感覚に従えば、まずないキャスティング。みうらじゅんさんも『ブルータス』の対談でいってましたが、あのレイア姫をソロとルークが取合うことに、今も昔も醒めてしまいます。
でも、よくよく考えると、『スパイダーマン』や新『バットマン』シリーズなど、ハリウッドのヒット作のヒロインって、みんな同じ感じなんですよね。
やっぱり感性の違いなのか? 吾輩はもう一歩踏み込んで考えました。意図的に‘これはアカンやろ’というキャスティングにして、観客に違和感というかほとんど反感に近い感情を持たせることが、ヒット作を生むハリウッドのギミックではないのかと。しかもそれは、ノーパンしゃぶしゃぶやノーパン牛丼、ランジェリーたこ焼きといった、日本が誇る文化を参考にしているのではないかと。
そういったお店に行った人の感想を聞くと、その多くが‘食欲と性欲を同時に満たすのはムリ!’というものです。吾輩は一度も行ったことがないので実体験として伝えることができないのですが、いわれてみると説得力のある意見です。いや、行ったことはありませんが、そうに違いありません!
この心理を映画と音楽に当てはめると、こわいほどスッポリとハマるではありませんか。とびっきりの美人をヒロインにすれば、肝心の主人公やストーリーがかすんでしまう。絶世の美人が熱唱すればメロディなんてそっちのけで見とれてしまう。二兎追う者は一兎も得ず。おいしい要素てんこ盛りに見えるハリウッドもメジャーレーベルも、実はギリギリのところで勝負をしているのです。ホントの美人はストーリーや音楽性なんてどうでもいい、C級作品で堪能するのが正しいのかもしれません。
それにしても、レイア姫にあのキャスティングはないわ。

posted by ichio : 23:43 | | trackback (0) |