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2011年10月27日

終わりは始まり

111027.jpg最近起きている国の経済破綻や独裁政治の崩壊、大規模なデモなどを見ると、ここ100年でつくられたいろいろなものがガラガラと音を立てて崩れているような気がします。しかしそれに替わるイデオロギーもシステムもないため、人は困惑するばかり。わたしたち小市民は‘いつか良くなる’という希望を持って前進しつづけるしかありません。
そんな混迷の波は、わが国の球界にもやってきました。そう、「モバゲー」を運営するDeNAによる横浜ベイスターズ買収騒動です。他球団からは早くも‘出会い系サイトをやっている会社がプロ野球チームを持つなどけしからん!’と、クレームが出ている様子。しかし飛ぶ鳥を落とす勢いのDeNAはそんなイチャモンなど気にせず、球団名を「横浜モバゲー・ベイスターズ」にし、さらに監督に新庄サンを据えようというのだから驚きです。ちょっとふざけ過ぎじゃありませんかと思わないでもありませんが、今まで散々まともな人が監督をやってボロ負けしているのですから、‘野球大好きやけどルールはもひとつ分からんねん’という素人を抜擢するのもアリかもしれません。この際、歯が白すぎることもスルーしましょう。
間違いなく新庄効果で客入りも良くなるだろうし、「モバゲー」のノウハウを野球観戦にも活かして、入場料無料、だけど2回からは1回につき1000円ずつ課金というシステムにすれば、球団収入もかなり改善されるのではないでしょうか。
しかし「横浜モバゲー・ベイスターズ」という、何となく縁起の悪そうな名前のせいで有望な選手は出ていき、さらに負け数が増えるような気がしてなりません。そして「ボロ負けする」「ガッカリするようなミスをする」ことを‘モバゲる’と言うのが定着するんじゃないかと心配です。
そんなマイナス効果があったとしても、プロ野球球団を持つ宣伝効果は絶大。希望する球団名が認められれば、もう巨人の渡辺会長に「モガベー」と間違えられることもないでしょう。

posted by ichio : 23:22 | | trackback (0) |