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2011年11月07日

兄弟愛

111107.jpgアディダスとプーマ、京都の某老舗かばん屋さんなど、せっかく商売繁盛しているのに、というか、商売繁盛したために兄弟でイザコザを起こすというのはよくあるパターン。こういう騒ぎは当事者にしてみれば真剣なんでしょうけど、傍目にはかなり滑稽に映ります。
そんなイザコザ兄弟界の最前線をいくのが、元オアシスのギャラガー兄弟。本業の音楽だけでなくイザコザの分野でもトップレベルの活動をするのだから流石です。
バンドの大半の曲をつくってきた兄のノエルは職人気質の頑固者、フロントマンの弟リアムは典型的なオレ様キャラ。ただでさえ兄弟でバンドを組むという微妙な関係なのに、一筋縄ではいかないキャラのせいでケンカは絶えず、結成から20年近く経った2009年にイザコザ(しかも音楽とは無関係)はピークに達し、バンド解散という最高、もとい最低の最期を迎えました。
その後、リアムはノエルを除くオアシスのメンバーとビーディ・アイというバンドを結成。そしてつい最近、ノエルも満を持してソロアルバム『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』を発表しました。
ビーディ・アイが‘好きなロックを好きにやる’というご機嫌志向なのに対して、ノエルの方は落ち着いた大人のロックという仕上がりに。女性コーラスやストリングスの導入など、新しいことにもちょこっとチャレンジしていますが、アルバムのどこを切り取ってもノエル節全開。驚くような新鮮味はなく、内容の方も傑作とまではいえないかもしれませんが、いいソングライターだと改めて感じました。
彼はこの先、リチャード・アシュクロフトみたいに地味な存在になっていくんでしょうけど、本人はそのことを受け入れているようなので、どんどんいい曲を書いて、歌ってほしいものです。
個人的には、オアシス再結成はなくても無問題です。お互い別々にやった方が、仲直りできそうな気もしますしね。
京都のかばん屋さんの方は、別々にやってもこじれるばかり。あのこじれよう、かなりコワイです。

posted by ichio : 22:01 | | trackback (0) |