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2012年06月27日

“ヤバい”って、本当にヤバいのか?

120627.jpgいろんなところで“このラーメン、ヤバい”とか、“この音、ヤバすぎ!”といったコメントを見聞きしますが、一体、何がどのように“ヤバい”のか?
“ヤバい”といったら、眉間に銃口を突きつけられたり、近所にゴジラが現れたり、腹をすかせたハイエナの群れに囲まれたりするレベルのことで、少なくともウンコを投げてくるオッサンに遭遇するくらいのエマージェンシーでないと納得できません。(ちなみに吾輩は、これに似たオッサンに出くわしたことがあります)
“ヤバい”という言葉の異化効果をねらうなど、何かの意図があったり、アイデンティティが崩れるくらいの衝撃を受けたのであれば結構なんですが、どうも“すごく良い”“予想外に良かった”くらいの意味合いで使っている様子。

良い機会なので、正しい“ヤバい”の使い方を、例を挙げて説明したいと思います。
“このラーメン、ヤバい”: もちろん「おいしすぎる」という意味ではなく、賞味期限が切れていたり得体の知れない材料を煮込み、スープに虹色の脂が浮いているラーメンを出された時に使います。
“原さん、ヤバいよ”: 当然、巨人が強すぎたり弱すぎたりした時に使うのではなく、1億円欲しくなっておねだりする時に使います。(おすすめはできませんが)

このように“ヤバい”という言葉は、骨から汗がにじみ出てくるようなシチュエーションで使うべき。これからは、曖昧に“ヤバい”を使う人を見かけたら、“全然ヤバくないから”と、注意したいと思います。

posted by ichio : 22:47 | | trackback (0) |