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2012年07月19日

3本の傷を持つ男

120719.jpg朝、着替えをしようとTシャツを脱いだら、『燃えよドラゴン』のブルース・リーのように、お腹に赤い傷が3本ついていました。“寝ている間に引っ掻いたのかなぁ”と考えていると、つれ合いと目が合ったので“ブルース・リーみたいでカッコ良くない?”と訊いたところ、“ス・テ・キ!”とホレ直されるということはまったくなく、“どこで遊んできたんやろか…”と、冷たい視線を浴びてしまいました。確かに、女王様に弄ばれたいかそうでないかと尋ねられたら、積極的にいたぶってほしいタイプですが、残念ながら100%男子で飲んでいただけです。

ところで今の若い男子にとってブルース・リーはどんな存在なんでしょう?
昔はアジア人の小さい男が超人的なワザで大男を秒殺する姿にしびれたものですけど、もしかしたら変な叫び声を上げる暑苦しいオッサンくらいに思われてるんじゃないでしょうね…。
某テーマパークに来ていた修学旅行生がEとTのつく宇宙人を見て、“なに〜?!このキモイ、キャラ!”と叫んでいたという話を聞いたことがあるだけに十分あり得えます。

世界を仰天させた彼の代表作『燃えよドラゴン』は、今観てもインパクト、スゴ過ぎです。オープニングの黒パンツ姿からして強烈。その後繰り出されるアクションについては改めていうまでもないでしょう。実はこの作品の撮影時、すでに病魔が忍び寄っていて、顔はゲッソリ、カラダもかなり痩せているのですが、それが逆にただ者ではないオーラをより強烈にしています。それは“初めてのハリウッド映画を何としても成功させるんだ”という気迫でもあったのでしょう。

さて、ブルース・リーが使う武器といえばヌンチャク。この作品でもシーンとしては少ないものの強烈な存在感を示しています。カズダンスと同じように動きは派手でも意味なしという気がしないでもありませんが、彼が振り回すとマシンガンを持っていてもやられそうに思えてしまうから不思議です。
それにしてもヌンチャクってあんなにカッコいいのに、どうしてブレイクしないんでしょうか? スケボーなんてスポーツの枠をはみ出してカルチャーになっているし、フリスビーだってカッコ良さげになってるじゃありませんか。
どこかのブランドがいい感じにアレンジして広まり、ヌンチャクカルチャーができれば、きっとブルース・リーも喜ぶでしょう。
7月20日は彼の命日です。

posted by ichio : 01:03 | | trackback (0) |