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2012年09月01日

真夏のレイトショー鑑賞

120831.jpg今年の夏は、レイトショーで『ダークナイト〜ライジング』と『プロメテウス』を鑑賞。
楽しみにしていた『〜ライジング』は、不覚にも山場で居眠り。昔はわざわざお金払って映画館に来て、スースー寝息をたてているオッサンを見て“ありえへんッ!”と思っていましたが、やってみるとなかなか気持ちいいもんですね。
そういうワケで内容ははっきり分からないんですが、前作ほどの出来ではなかったように思います。まず前作のオープニングのようなガツンとくるシーンがない。(寝ている間にあったのかもしれませんが)また、今回はジョーカーのような強烈な敵役がおらず、シリーズ最終作ということもあって主人公のブルース・ウェインをどうクローズアップするかというところがキモになっていたのですが、ただの偏屈男にしか見えなかったのが残念。
もしかしたら『ゴッドファーザー2』でマイケル・コルレオーネが兄を殺して空っぽになったように、ブルース・ウェインもレイチェルを失い、デント検事が悪に墜ちたところで終わった人になったのかもしれません。
期待度が高かったのでどうしても辛めの感想になってしまいますが、偏差値は高いです。シリーズを通して素晴らしい仕事をした監督のクリストファー・ノーランはもちろんのこと、カメラのウォーリー・フィスター、そして音楽のハンス・ジマーにも拍手をおくりたい。(自分で書いておいてなんですが、一体、何様目線なんでしょうか)

『プロメテウス』は『〜ライジング』とは反対に何の期待もせずに行った分、楽しめました。ストーリーは適当で、ヒロインをはじめとする調査隊の連中も“何でこんな人たちが重要な調査に来たの?”と思ってしまうバカばっかりで、B級ノリを加速させる効果を生んでいます。
そんな感じですから、宣伝でやたら連呼している「人類の起源」については“はぁ…”という程度。反対にこの映画で人類の起源が解明されればビックリですが。
それと、シャーリーズ・セロンの扱い、ひどくないか? ピークを過ぎた女優が辿るパターンに自ら進んでいるようで、もったいない気がいます。まぁ、セクシーなボディスーツ姿が見られたからいいですけど。『〜ライジング』でもアン・ハサウェイがボンテージ風のボディスーツ姿を披露してくれるのですが、前にジッパーがあるのがいただけません。
朝、目が覚めたらセロン嬢のようなボディスーツ美女が立っていて、“いつまで寝てるのよ、このボンクラ!”と罵られることを夢見ているのですが、いつも居るのは平和な寝顔を浮かべたつれ合いです。

posted by ichio : 00:23 | | trackback (0) |