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2012年11月03日

お宅探訪

121103.jpg知り合いのお宅にお邪魔するのが好きです。近頃はめっきり機会が減りましたが、たまにおうかがいすると好奇心がくすぐられます。
なぜなら、置いてあるモノや扱われ方、生活導線、お宅全体から漂う雰囲気などからその人がどんなことに興味があり、どんな考え方をしているのかが伝わってくるからです。履歴書やfacebookなどセルフプロデュースされたものを見るより、よっぽどこっちの方がコアな部分が見えてきて親近感がわいてきたりします。
個人的には特にレコード・CDラックや本棚を見せてもらうと、こういうまとめ方があるのかいう発見があったり、その人の過去が垣間見えたりして楽しい。前の方はオサレなアルバムが陣取っているけれど、奥をのぞくとジュリアン・レノンやL.A.ガンズが申し訳なさそうに鎮座していたりして。しかも微妙に手の届くところにあり、今も聴いてる気配があったりすると俄然楽しくなってくる。
だから、インテリア雑誌そのままのような部屋はおもしろ味がありません。やっぱり家は住む人の個性がつまった小宇宙でないと。

そんな『マルコビッチの穴』的なのぞき見気分を楽しめるのが、写真家でイラストレーターでもあるトッド・セルビーの写真集。内容はセルビーさんが気になる人たちのお宅を紹介するというシンプルなもの。彼がピックアップする住み手は国・ジャンルを問わず、インテリアそのものよりも住み手のライフスタイルやキャラクターをフォーカスしているのでおもしろさに奥行きがあります。もともとは『The Selby is in your place』というWebサイトで展開されていたものを同名の本にまとめたところヒットし、最近第2弾となる『Edible Selby』が発売されました。のぞき見好きな方はぜひ。

posted by ichio : 16:06 | | trackback (0) |