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2013年02月28日

イーノ、感度ビンビン!

130228.jpgシニア男性の元気をサポートする滋養強壮ドリンクの商品名や宣伝文句を見るのが好きです。男性として重要な部位がスタンドアップする現象を、アノ手コノ手を使って表現する様に愛おしさを感じます。
と同時に、もどかしくてイライラするのも事実。そこで、いっそのこと「ラブリー」や「キューティー」みたいな感じで「ボッキー」と言ってみてはどうでしょう? ポッキーみたいにカワイくて女性も言いやすいと思います。
以前、友人と滋養強壮ドリンクっぽい名前の人を考えたところ、「シューマッハ」「アルシンド」「ビグザム」(人ではなくモビルアーマーですが)などが挙がりました。まぁ、ほとんど言い方ですけど。
僕もこの先、気後れするようになったら愛飲してがんばりたいと思っています。

ブライアン・イーノの最近の活動をみると、“はっはぁ〜ん、強壮ドリンク飲んでるな”と思います。
イーノといえば70年代初期にロキシー・ミュージックのメンバーとしてデビューし、ソロになってからは独特のポップセンスが光るアルバムを発表した後、アンビエント・ミュージックを世に広めるという偉業をやってのけ、さらにデビッド・ボウイやトーキング・ヘッズ、U2など数々のアーティストをプロデュースしたレジェンド。これだけのことをしたら、もう隠居してもらっていいんですが、いまだにバリバリの現役。確かに80年代半ばからは興味が映像に映ったりして発表するアルバムもどこかしら内容が定まっていないものが続き、そろそろ髪の毛と一緒にフェイドアウトかなという雰囲気が漂っていました。
しかし21世紀に入いると見事に復活。久々にボーカルをフューチャーした『アナザー・デイ・オン・アース』やロバート・フリップとの共作を出してからは、まさにビンビンのボッキー状態。テクノの名門レーベル、ワープに移ってからはますます元気になって中身の濃い作品を連発。去年出たアンビエントアルバム『LUX』もファン納得の出来栄えでした。時折、名作『ミュージック・フォー・エアポート』や『鏡面界』を思わせる音色が出てきてソワソワさせてくれます。ただ、以前はシンプルなメロディを繰り返すミニマルミュージックの手法を活用していたのに対して、決まったメロディは用いず、より抽象的で周りの環境にとけ込む音楽になっています。
60代になって絶好調のイーノ。ぜひとも多くの人に聞いてほしい。

posted by ichio : 23:03 | | trackback (0) |