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2013年03月31日

監督が熱い!

130331.jpg俳優、ジャンル、話題作など、映画を観るテーマは人それぞれあると思いますが、今年は監督を軸に楽しむのが熱いです。
今、公開されているクエンティン・タランティーノ〜『ジャンゴ 繋がれざる者』、ポール・トーマス・アンダーソン〜『ザ・マスター』、ミヒャイル・ハネケ〜『愛、アムール』といった強者の作品の後には、スピルバーグ渾身の新作『リンカーン』やレオス・カラックスの『ポーラX』以来の長編『ホーリー・モーターズ』なんかが控えています。久しぶりといえば、ベルナルド・ベルトルッチの『孤独な天使たち』も忘れるワケにはいきません。
さらにドン・デリーロの小説を奇才デヴィッド・クローネンバーグが手掛けた『コズモポリス』や、これまた奇才ハーモニー・コリンの『スプリング・プレイガール』もスタンバイ。
こうしてズラズラ名前を挙げているだけでワクワクしてきます。
全部をカバーするのはむずかしいですが、できる限り劇場に足を運びたいと思っています。(仕事帰りにコソッと行くレイトショーって、楽しいですよね)
最近では、キャサリン・ビグローの『ゼロ・ダーク・サーティ』、『ジャンゴ 繋がれざる者』、『ザ・マスター』を鑑賞。どれもなかなかの見応えで、特に『ジャンゴ〜』はおもしろかった。どことなくスベっているニオイがして、ビビリながら券売機に1200円を投入したのですが、タランティーノのバカさ加減が西部劇によくマッチしていて、いい意味で裏切ってくれました。プレデターの新作なんかを彼が撮ればおもしろくなる気がします。
『ザ・マスター』は、アル中男と新興宗教の教祖との愛憎関係をガッツリ描いているものの、どこかつかみどころのない不思議な作品。PTAはデビュー作の『ブギーナイツ』を観た時、ロバート・アルトマンの影響を漂わせながら、今のミシェル・ゴンドリーみたいにオシャレ路線に進むのかなと思っていたのですが、テレンス・マリックみたいな凄みが出てきましたね。

posted by ichio : 19:38 | | trackback (0) |