KITSCH PAPER

HOME BOOK DAIRY MOVIE MUSIC ETC
Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2013年04月12日

次世代カーの提案

130412.jpg僕は結構熱烈なF1ファンなのですが、運転はできません。正確にいうと、「できない」のではなく、「しない」のです。理由は、左右の車間距離がつかめないから。
教習所に通っていた時、縁石に乗り上げたり、フロントが当たったかを確認する暖簾みたいな印をなぎ倒したりして、“もしかして運転、下手?”と思ったこともありましたが、先生が“合格!”と言ってくださったので単なる気の迷いだったと安心しました。ところが公道を走ると、助手席に座った人がことごとく“当たる当たる〜!”と叫ぶのです。僕は全然大丈夫なのに。ある日、つれ合いに“殺す気か?”とマジギレされ、こちらとしては至極安全運転をしていたつもりだったので、これはちょっとマズいと思い、ステアリングを置くことにしました。それ以来、運転はつれ合い担当に。
今でも時どき“教習所に練習しに行ったら?”と言われるのですが、ダメなものはダメ。 “あなたがどんなに頑張ってもトリプルアクセルができないように、僕にも超えられない壁があるのです”と、流動食なみに噛み砕いて説明しても納得いかない様子。
別に僕は運転をするのがイヤなんじゃありません。自分に合ったクルマさえあれば、喜んで送り迎えもしますし、ワールド牧場にだって連れて行ってあげます。そう、問題は左右の車間感覚。つまり、ステアリングが真ん中にあればいいんです。冷蔵庫だって右開き・左開きがあるのですから、クルマに運転席真ん中タイプがあっても不思議ではありません。おそらく運転が苦手な多くの人が“そうそう、その通り!”と、拳を振り上げているはず。メーカーさんには真剣に検討していただきたい。

ついでに言わせていただくと、クラクションにも疑問を感じています。あんなうるさい音、要りますかね? 危険を知らせるのが目的なのでしょうけど、ほとんど役目を果たしていない気がするんです。まず、本当に危険な時はクラクションなんか鳴らしている余裕はありません。クラクション鳴らすヒマがあれば、ブレーキ踏めよという話です。実際、ちょっと危ないレベルの時ですら鳴らすタイミングが遅れてカッコ悪い感じになったりしますよね。それに、いきなりうるさい音を鳴らすことで相手を驚かせてしまい、余計に危ない状況になってしまうこともある。短気な人が無駄に鳴らしてケンカになることもあるでしょう。
なので、もっとやさしい音にした方が良いのではないでしょうか。以前、『見えないデザイン〜サウンド・スペース・コンポーサーの仕事』(井出祐昭)という本で、混雑している中でもよく聞こえて、神経を逆撫でせず尚かつ注意を喚起する駅内コールを作っている人がいることを知りました。ぜひこのノウハウをクルマに活かしてほしいと思います。

このような僕のニーズをカタチにすると、画像のクルマが近いでしょうか。これは、F1マシンのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイが考えた未来のF1マシン。ステアリングはしっかり真ん中にあるし、クラクション問題も天才といわれるニューウェイ氏なら解決してくれるでしょう。つれ合いと子どもをどこに乗せるか考える必要はありますが、ぜひ実用化してほしいものです。

posted by ichio : 00:08 | | trackback (0) |