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2013年07月15日

『飛び出す 悪魔のいけにえ』

130715.jpg[ネタバレというほどではありませんが一応、ご注意]
3連休もガッツリ仕事。非現実的なスケジュールに、“きびしいッスねぇ”と精一杯の意思表示をしたところ、“いつやるのか? 今でしょ”と、今いちばん言うたらあかんフレーズで返され、さらにドンヨリした気分に。
リフレッシュするため、夜中にひとりで『飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』を観に出かけました。
タイトルの通り3D。別にパート3でもないのに3D。専用メガネをかけるのが面倒で、乱視が激しいせいか頭が痛くなる3D。しかも、微妙に値段が高い3D。まったくもって余計なサービスです。

仕事が一段落し、そろそろ映画館へ向かおうとしたその時、この日、自分がメガネをかけていたことに気づく。この場合、普段づかいのメガネの上にさらに3Dメガネをかけるのか? というか、かけられるのか? 
「メガネの方、3Dお断り」という文句を見たことがないので多分かけられるはずなんでしょうが、僕のメガネに限ってカタチの相性が悪く、三木のり平のようにズレまくる気がしたので、慌てて家に帰ってコンタクトに替える。真剣、3Dうっとうしい。
こんなに頑張ったのだから、レザーフェイスも張り切って僕の体を電ノコで切り刻んでくれるだろうと期待していたのですが、飛び出してこない! 2D版のチケットと買い間違えたのかと思うほど飛び出してこない! 何となく先っぽが浮き出ているように見えるだけで、これっぽっちものけ反るような迫力がない。こっちが飛び出して怒鳴りたい気持ちになってくるではありませんか。技術的な問題なのか、僕の問題なのか、はっきりしてほしい。

内容の方は、オリジナル版『悪魔のいけにえ』の正当な続編ということで、確かにストーリー的にはつながりはありますが、テイストはリメイク作の『テキサス・チェーンソー』に近いポップコーン・ホラー。しかも、不気味な雰囲気、惨劇描写のイタイイタイ度、ヒロインのエッチ度は、『テキサス・チェーンソー』よりも薄められています。はぁ、ジェシカ・ビールのバディ、よかったなぁ…。
そして、なんでそうなるの!という無理からな展開で、しかも途中から“レザーフェイス、頑張れ”みたいな感じでジェイソン化が強まり、怖くない。
でもまぁ、こういうツッコミどころがあるのもホラーの醍醐味のひとつだし、オリジナルへの思い入れをなくせば、そこそこ楽しめる作品です。気になった方は是非。
上映期間は3週間限定のため、“いつ観るのか?”
…やっぱり言うのやめときます。

posted by ichio : 21:43 | | trackback (0) |