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2014年07月22日

今こそファラオ・サンダース

140722.jpg僕は毎日、この写真のようなポーズをして、世界の平和を祈っています。
……正確にいうと、カラダがかたくて胡座をかくのはつらいので、頭の中で瞑想ポーズをとっている系です。
いつまで経っても戦争や紛争は絶えませんし、陰惨な事件も増えつづけています。身近なところを見渡しても、信じられないくらい自己中心的な人や、無意味にケンカ腰の人がいたりします。
はっきりいって、うんざりです。そんなに腹が立つことや納得がいかないことがあるなら、武力・暴力ではなく、『マリオカート』か『ストリートファイター』、それがイヤなら『がんばれゴエモン』で勝負して決めたらいいんじゃないかと真剣に思います。
「働かずに大金を手に入れたい」という理不尽極まりない訴えには、1:1億のハンデを、「矢部寿恵とデートしたい」という切ない願望には2:5くらいのハンデをつければ、みんな納得でしょう。

最近、ファラオ・サンダースの音楽の素晴しさが分かってきたように思います。学生時代にはじめて彼の音楽を聴いたのは、音楽雑誌でミュージシャンやDJが激賞するコメントを読んだことがきっかけ。「これは押さえとかないと」という義務感と、「カッコいいかも」という背伸びが動機でした。その時の感想は、何となく良い感じはするけれど、いまいちピンとこないというもの。ていうか、「長い曲を最後まで聴くの邪魔くさ」というのが本音でした。
それから20年が経った今聴くと、ウーハー並みに心が震えるではありませんか。それは、彼が音楽を通して訴えるメッセージ(愛)の意味を、頭で理解するのではなく、心で感じるようになったからという気がします。いきなり「世界平和」というとスケールが大き過ぎて、足の小指をイスにぶつけてキレるような小さい人間の僕にはピントが合いませんでしたが、家族への想いなど身近なところからイメージをふくらますことで、「世界平和」も自分の問題としてとらえるようになってきました。
まぁ、そんな堅苦しいことは置いといて、ファラオ・サンダースの奏でる音楽はそれ自体で素晴しいものなので、ぜひ聴いてほしいと、瞑想ポーズで祈っています。

posted by ichio : 22:03 | | trackback (0) |