酸っぱい系俳優
ちょこっと画面に登場しただけで見る者をクギづけにしてしまう俳優といえば、少し前まではスティーブ・ブシェーミがブッちぎりのトップだったんですが、最近その座にとって代わりつつあるのがフィリップ・シーモア・ホフマン。
『ブギー・ナイツ』で主人公のデカチン男 ダーク・ディクラーを追いかけるモジモジ君、『ハピネス』でイタズラ電話をかけまくってセンズる男、『25時』で教え子に手を出すロリコンを演じていたあの人です。彼が演じる役の90%は酸っぱいニオイ系の人物。今、変態&オタクを演じさせたら彼の右に出る人はいないと言ってもいいくらい。実際もこんな人じゃないの?と思わせる妙なリアルさと、得体の知れない不気味なオーラが画面からあふれ出ているんです。
でも普段の写真を見るといたって普通。見ようによっては寸詰まりのティム・ロビンスに見えなくもない。ヒゲを生やしている姿はまるで宮崎駿。むこうの役者さんって、凄いですね。彼には一度『裏 スーパーマン』みたいなアンチ・ヒーローを演じてほしい。取り扱う犯罪は下着ドロボーのみ。「目には目を、歯には歯を」精神で、犯人のパンツを盗み返すのがこのヒーローの成敗の仕方。しかも盗ったパンツでいけないことをしてしまう癖があったりする。そんなヒーロー、出てきてほしい。
comments
スーパーマンはブライアン・シンガーがシリーズを引き継ぐようです。
何年か前にティム・バートンがニコラス・ケイジで復活させる案がありましたが、ぽしゃったみたいですね。当然といえば当然ですが。
ブライアン・シンガー、『スーパーマン』やっちゃうんですね。
『X-メン』はアウトサイダーを描くという今までの彼の作品とつながっていたと思うのですが、
まさかアメコミ・ヒーローつながりで『スーパーマン』を監督するとは。
何とも複雑な心境です。