グレート！！ ムタ

グレート・ムタ、こんな姿になってたんですね。プロレスを見なくなって随分経つ吾輩ですが、『週刊プロレス』の表紙に大写しとなったムタを見た瞬間、ページを広げていました。
これ、カッコ良すぎじゃないですか！一見、SPAWN系のアメコミ キャラに見えますが、これは絶対に不動明王です。ネットでNEW ムタのことをちょこっと調べたら「善と悪が一体化した神」と書いてある。ホラ、やっぱり仏教入ってるじゃないですか。
ここんとこ映画では‘苦悩するヒーロー’が流行ってましたが、これからは見た目も内面も仏像っぽいヒーローがブレイクすると思います。
世が乱れた平安末期を舞台に、時の支配者である平家（手下は邪鬼）を仏像戦士がブッタ斬るって話、見たくないですか？グレート・ムタには平家と仏像戦士どちらともに襲いかかり、‘善悪とは何か’を問う闘神（政治とも信仰とも無縁な農民の怒りの化身）として登場して頂きたい。平家と仏像戦士とムタが三つ巴になって闘うSF時代活劇、ヒット間違いなしです。
そんな訳でプロレス熱にちょこっと火がつき、さっそく自宅でジェフ・ベックの『ゼア・アンド・バック』を聴く。30代の男にとってプロレスといえばやっぱりこの音楽です。