一足はやいサマフェス
日曜日、ポッカリ時間が空く。つれ合いと娘は実家に帰っており、これといった予定もなかったので久々に見仏に行くことにする。どこに行こうか思案した結果、太秦にある広隆寺に決定。ここは聖徳太子が建てたかなりのビンテージ寺なんですが、皆さん一度は見たことのある「弥勒菩薩半跏思惟像」(写真)がいらっしゃるお寺として有名かと思います。と、偉そうなことをいってる吾輩もここを訪れるのは今回が初めて。
冬のお天気「西高東低」じゃないですが、京都のお寺というと「西低東高」という偏見があり、西側にあるお寺に余り興味がわかなかったのですが、今回の見仏でそんな自分がド阿呆だったことを知りました。
このお寺は凄いです。三十三間堂や東寺ともガップリ四つを組む質と量でした。三十三間堂が仏像界のウィ・アー・ザ・ワールドなら、広隆寺はフジロックといったところ。セクション毎に弥勒菩薩をはじめ巨大十一面千手観音や十手観音、吾輩が好きな四天王、十二神将などいろんな仏像が集結しちゃってるんです。
しかもこのお寺は仏像の配置にもちゃんと気を配っていて、完全にひとつの宇宙をつくっている。お堂の真ん中に立つと、縦横斜めからブツパワーを浴びてクラクラしてしまいます。イチロー風に言うと「ほんと、ヤバいッスねぇ」状態。京都にはまだまだ吾輩の知らないスペクタルな場所があるんでしょうね。伊達に千年も都をやってません。
comments
あ、僕も昨年ですけど広隆寺行きましたよ。
あそこスゴイですよね。普通は仏像を見仏客が取り囲むんですけど、広隆寺は違います!ホールの真中に立つと、ぐるっと仏像に囲まれちゃう。まさに仏像スタジアム。
それから、「蔵王権現菩薩」という仏様のポーズがジョン・トラボルタ at サタデーナイトフィーバーとそっくりで笑ってしまいました。
どうもです。
トラボルタがいたとは気づきませんでした。
今度行った時に探してみます。
去年、はじめて『サタデーナイト・フィーバー』を観たんですが、
話自体はちっともフィーバーしてなくて、暗かったりしますよね。
ここの11面立像がマイベスト オブ カンノンです。
収蔵館も、拝観料がザクザク入る京都、奈良以外ではありえない立派さやし。
ホント、ここの十一面、カッコよかった。
京都の仏は派手でロックっぽい感じで
奈良の仏はブルーズみたいな渋さがありますね。
意外に滋賀県もすごい仏スポットみたいです。
もうちょっと温かくなったら行ってみませんか。
僕が今一番見たいのは、フジイ寺の千手観音。
普通の千手は手が20本くらい(「1本で50本分だと思ってね」って感じで省略してるらしい)だけど、ほんまに1,000本あるらしいで。細かすぎて爪楊枝に見える。
大学時代なら近かったのにね。
河内方面に行くことがあったら、ここは行かにゃあいけまー。
これ、つくった人、完成品を見てどう思ったんでしょうね。
最初は千手観音っていうんだから、千本腕がないとダメだろうと張りきってたと思うんですが、
途中から変な仏像になる気配バリバリだったでしょうね。