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2006年07月06日

怖すぎるわ、この表紙

060706.jpg何か最近、終末感漂う映画や本が多くないですか?
そういうばJ.G.バラードの『楽園への疾走』も出ましたね。書評を読む限りかなりおもしろそうなんですが、財布と相談した結果、購入は保留。(2500円の本くらい、ズバッと買える男になりたいものです)
仕方ないので、自宅の本棚をまさぐる。知らない間にバラード作品もけっこう買ってるなぁ。世界の終末といえば、『結晶世界』『沈んだ世界』『狂風世界』あたりなんでしょうが、長編を読む気力がないので短編集にする。これだ!手を伸ばし、本棚の奥に隠れていた『ザ・ベスト・オブ・バラード』を取り出す。
つもりが、つかんでいたのは『ミッドナイト・ミートトレイン』!まぁ、これも終末感あるといえばあるし、短編だし、これでいいか。
そういう訳で、電車に乗っている間にこの超B級ホラー作品を読む。いやぁ、おもろい!表題作なんて、最初はニューヨークを舞台にしたサイコスリラーなのに、あれよあれよという間にゾンビものにヘンゲ。作者のクライヴ・バーカーは、映画『13日の金曜日』や『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』に衝撃を受けて作家になったと発言している通り、そこかしこにこれら作品を連想させるニオイが漂っている。
あぁ、ニューヨークの地下鉄には乗りたくないなぁ。読み終わり本を閉じると、周囲の乗客の視線を感じる。
どうやら、表紙が気になって仕方ない様子。そら、そうでしょう。吾輩だって、こんな表紙の本を読んでいる人がいたら、何読んどんねん?!と見ちゃいますもん。
はじめてブックカバーの必要性を感じました。

posted by ichio : 01:28 | comments (4) | trackback (0) |

comments

最近こういうケレン味の効いた表紙の小説、少なくなった気がするなあ。
ケッチャムの文庫本の表紙なんかも、あのムーディーな感じじゃなかったら、全然読後感変わりそう。

Posted by: ビトー at 2006年07月07日 22:27

今のケッチャムの表紙は不気味な雰囲気が出てるけど、
イラストに変わったら、話自体も笑いの方にシフトするような気がするなぁ。

Posted by: OKUMURA at 2006年07月09日 08:29

目が合ってしまいました。
今晩、よからぬことが起きそうで怖いです。

Posted by: キクノ at 2006年07月18日 10:12

間違いなく、こっち見てます。
でも、この顔を見て悪い夢を見るか、目を覚ましてこの顔を見るかといったら、絶対に前の方ですよね。

関係ないですけど、心霊写真の本を買って、平気で本棚にしまっている人の神経が理解できません。

Posted by: OKUMURA at 2006年07月18日 22:26

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