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2006年08月30日

さすがな絵本

060830.jpgつれ合いが面白い絵本を見つけたというので早速購入。タイトルは『もこ もこもこ』。
この絵本はかなり変わっていて、文字はほんの少しの擬音だけ。では、その全文ご紹介しましょう。
「しーん」
「もこ」
「もこもこ」 「にょき」
「もこもこもこ」 「にょきにょき」
「ぱく」
「もぐもぐ」
「つん」
「ぽろり」
「ぷうっ」
「ぎらぎら」
「ぱちん!」
「ふんわ」「ふんわ」「ふんわ」「ふんわ」「ふんわ」「ふんわ」
「しーん」
「もこ」
絵がないので伝わりにくいかもしれませんが、これがすんごく面白いんです。大人が読んでも‘どないなんねん?!’と、ドキドキしてしまう。子どもも面白いオーラを感じているらしく、読んであげるとケラケラ笑いだす。吾輩とつれ合いとでは読み方が違い、どっちがウケるか、静かな戦いが繰り広げられています。
このお話(?)、面白いだけでなく、宇宙の法則や輪廻転生を見事に表現していますよね。実は絵本の作者は谷川俊太郎。さすがです。何の説明もせずに世の真理を描くとは。
最近の歌謡曲の歌詞や映画って、説明ばかりで腹が立ってくる。だからどうした!と言いたくなってきます。『僕の、世界の中心は、君だ』なんて、わざわざ本編を観る必要ないと思います。

posted by ichio : 22:49 | comments (2) | trackback (0) |

comments

>『僕の〜』なんて、わざわざ本編を観る必要ない
思わず笑いました。鋭いですね! 
『忠臣蔵』が『拙者、殿のカタキを、討つでござる』だったらイヤですね。

Posted by: カトー at 2006年09月05日 19:17

>『忠臣蔵』が『拙者、殿のカタキを、討つでござる』だったらイヤですね。
ホント、こんな説明的なタイトルが許されるのはアダルトビデオだけ。
『スケベ奥さん、たっぷり濡れてるんだろ?!』
これは、アリですよね。

Posted by: OKUMURA at 2006年09月06日 10:27

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