そんなにへヴィでない『スネーク・フライト』

ここのところ立て込んでいた仕事も一段落し、久々にレイトショーに行く。何を観に行ったかというと、それはアナタ、『スネーク・フライト』に決まってるでしょ。
大蛇がオッサンを頭から飲み込むおバカなシーンを目の当たりにしたら、『ブラック・ダリア』なんか後回しにして‘スネフラ’にダッシュするしかない。
‘大量のヘビがフライト中の飛行機に溢れ返りパニックになる’
一体誰がこんなアホなアイデアを企画して、どういう経緯で実現したのか。しかも主演はサミュエル・L・ジャクソン！これだからハリウッド映画はバカに出来ない。なんでもS.L.ジャクソンは、こんなB級映画に出たらキャリアに傷がつくと、エージェントが止めるのを振り切って出演したほどの入れ込みよう。
名優が惚れ込んだだけあって、確かに面白い。本当の本当に「ヘビがジャンボをハイジャックする」だけのワン・アイデアで2時間グイグイ引っ張るのだから、脚本と演出が優れているということなんでしょう。S.L.ジャクソンもスター・ウォーズで振り回していたライトセーバーを、痴漢撃退の感電機に持ち替えて大活躍。
でも、CMのようなおバカ テイストはそれほどなく、意外に真っ当な作品でした。（それでも最初から最後までツッコミどころ満載なのですが）どっちかというと、B級路線を狙ったメジャー作品という感じ。それに結構エグい死に方をしている人も多かったりします。目を噛まれるのは絶対にイヤだなぁ。それならまだ、ジョルジーニョ（＝チ○コ）を噛まれた方がましかも…。
それにしても悪玉の親分が画面に登場せず、「逮捕しろ！」の一言で退治されてしまう映画って、初めて観たような気がします。
そうそう、ホントのおバカは本編が終わってからです！