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2007年04月24日

芸術か否か

今回紹介する人物は、『おかあさんといっしょ』というNHKの幼児番組で、うたのおねえさんを担当する はいだ しょうこさんです。一部の人たちの間ではすでに超有名なのですが、あまりのインパクトゆえ、ここでもピックアップさせていただきます。
はいださんは、うたのおねえさんなのに、みんなから画伯と崇められています。その答えはすべて左の映像にあります。
映像の内容は、番組に登場するキャラクター‘スプー’の絵描きうたなんですが、はいだ画伯が描く絵が想像を絶する素晴らしい代物なんです。
20世紀を代表する美術家マルセル・デュシャンは、ただのトイレを差し出して「これを芸術と呼べるか?」と世に問いましたが、この絵描き歌にもそれと同じくらい重みのあるメッセージが内包されていると思います。
ホント、冗談抜きで凄いですから。ボードに描かれた物体は、地球上、いやこの宇宙にふたつとないカタチをしてるんです。
これを価値あるものと捉えるかどうかで、今後の人類の価値観が変わってくると思います。
このコーナーを放送したNHKは少なくとも価値あるものと判断したということでしょう。案外、ラジカルです。

posted by ichio : 00:32 | comments (6) | trackback (0) |

comments

これ、心なしか、というか意図的に、はいださんの描くシーンをカメラは避けてますよね。あまりにも過激な映像のためか?はいださん、わざと子どもに毒を盛る「かわいい悪魔」に見えてきました。
これを見た子どもたちが育てば・・・、「かわいい」の価値観は転換期?

Posted by: sanovsky at 2007年04月24日 08:59

カメラさん、焦ったでしょうね。
たぶん現場にいた人全員が、我が目を疑ったと思います。

ディズニーやサンリオが築きあげた「かわいい」という
概念が目の前で崩れ去っていくわけですから。

Posted by: OKUMURA at 2007年04月24日 12:18

はいだ画伯、結構有名になってるんですね。
これは間違いなく芸術でしょう。
そこら辺のヘタウマ画を一掃してしまう破壊力です。
コレを地上波に乗せる勇気こそが、受信料不払い問題を解決してくれる糸口になりそうな気がします。

Posted by: カトー at 2007年04月26日 17:50

ネイティヴアートに通じるパワーを感じます。
ホント、ヘタウマなんてカテゴリーが小賢しいものに思えてしまいます。
NHKは間違いなく、ある意思のもとに放送したに違いありません。

Posted by: OKUMURA at 2007年04月27日 13:43

はいだ画伯の存在を初めて知り、NHKということも含めて衝撃を受けています。
カメラの外し方も非常に良いです。 これからも、このようなカメラワークで、あまりはいだ画伯のことを持ち上げ過ぎずにいて欲しいですね。 本人が意識し下手に描こうとしてしまうと、浜ちゃんの絵のように、シラケてしまいますんで。

Posted by: よしお at 2007年05月02日 02:06

絵描きうたのコーナーは、この1回きりで姿を消したそうで、ひとまず心配ないようです。
あとはアホなテレビ制作者に消費されないよう、きちんとしたマネジメントが必要です。
サバンナの八木の絵といい、関係者の意図が透けて見えると、急に本来の魅力が色褪せてしまいますからね。

Posted by: OKUMURA at 2007年05月03日 00:02

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