vs BOSE

ちょっと前の朝日新聞に、音響機器メーカー‘BOSE’に関する興味深い記事が載っていました。アレッ、なんか「KITSCH-PAPER」らしくない出だしになってしまいましたが、まぁ聞いてください。
BOSEは今流行りの株主重視経営に背を向け、株式上場せず、儲けは研究開発に注ぎ込んでいる ちょっと珍しい会社なんです。この経営方針を貫くことで高いクオリティの製品をつくり、なおかつ社員もパッピーな生活を送ることができると、カリスマ創業者であるボーズ博士は仰ってます。株主による監視の目がないことで規律が緩むのでは？という問いに対しては、「もし自分が悪意を持っていれば経営は大変なことになる。経営者に高い倫理観が必要なことは明らかだ。だから私は役員を選ぶ際、能力だけでなく人格も重視する」ときっぱり。もう、ハハァ〜ッと土下座したくなります。
ちなみにBOSEの単品スピーカーのシェアは、アメリカで15％・ヨーロッパで10％と、いずれもトップ。「段ボールまん」をつくってる場合じゃないですよ、ホンマに。
確かにBOSEのスピーカーは音がいい。（一応我が家のスピーカーもBOSEです）そういえばBOSEはイヤホン型のヘッドフォンも出したんですよね。う〜ん、欲しい。
最近の吾輩のipodでのヘビーローテーションは声明なんですが、BOSEのヘッドフォンで聴いたら凄いことになるでしょうね。ipodで声明、なかなかシュールでいいですよ。ヘッドフォンからシャカシャカ音漏れさせている若造なんかを見かけると、対抗してこっちも大音量で声明を聴いてやります。（どうでもいいですが、ヘッドフォンから漏れるシャカシャカ音を聞くと、どうしてだか米米クラブだと思ってしまいます）
あと、坊主が電車やバスで近くに座った時なんかもテンションが上がります。坊さんが夢うつつでエロいことを考えているのに、オレ様は声明を聴いていると勝利の喜びを感じるわけです。
ということで、vs BOSEは1勝1敗の引き分けです。