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2008年02月05日

ベスト・オブ・落顔

080205.jpg今回は、前回のエントリーでちょこっと触れた教科書の落書きについて考えてみることにします。
まず最初にどの教科の教科書が落書きに適しているかというと、それは断然日本史です。これは単純にキテレツな格好をした偉人の肖像画がたくさん載っているから。落書きの大きな魅力のひとつは偉い人を情けない姿に変えることなので、歴史的人物ばかりが登場する日本史の教科書はイコール落顔帳といっていいくらい。
では誰がベスト・オブ・落顔かというと、これは人によって意見が大きく分かれるところでしょう。
ざっと思いつくだけでも、聖徳太子、源頼朝、足利尊氏、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、フランシスコ・ザビエル、写楽の描いた歌舞伎役者、ペリー、坂本龍馬、西郷隆盛、夏目漱石など落書き界の大物を挙げることができます。
この中でいちばん落書きしやすいのは圧倒的にフランシスコ・ザビエルでしょう。南蛮なコスチュームにカッパ禿&ヒゲ、斜め上を見つめる虚ろな眼差しなど、落書き心を誘発する要素が満載です。ただ、あまりにも素晴らしいネタが予め用意されているため逆にインパクトに欠け、これを素材にセレクトするセンスも問われるでしょう。
要するに優れた落書きを生み出すためには、素材そのものが持つ魅力、書き手のセレクトセンスと落書きスキルがマッチしなければならないのです。
このような要素を考え合わせると、吾輩としては足利尊氏をベスト・オブ・落顔に大プッシュしたい。マサ斉藤を連想させるルックスに弥生テイストとアフロを融合したヘアスタイルがイタズラ心をかき立て、さらに荒ぶる馬に乗っている構図がさまざまな展開を想像させる。(馬も黒毛なので書き込みにくく、ある程度の落書きスキルが必要)まさに絶妙のバランスといえます。
こんなこと書いていたら、すごく落書きしたくなってきました。
ちなみに現在活躍中の有名人では、福田首相がいい顔していると思います。

posted by ichio : 00:34 | comments (2) | trackback (0) |

comments

ぼくの教科書の尊氏は「コブラ」に出てくるクリスタルボーイ風になってました。

Posted by: カトー at 2008年02月06日 09:40

若かりし日のヘアスタイルが
毛根に負担をかけたのでしょう。

Posted by: OKUMURA at 2008年02月06日 13:04

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