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Oh my Buddha!It is such a wonderful site that it's unbelievable.
2018.08.29

サマソニ〜ベックのパフォーマンスに脱帽

18082950近いオッサンがキャッキャッとはしゃぐ姿というのは、若人たちにはどう映るのでしょうか? 興奮が醒めていくに従い、「キモい、このオッサン」と思われていたのではと、ワキ汗が滲む今日この頃です。
サマーソニック大阪でベックを観て、年甲斐もなく盛り上がってしまった話をしております。
実はベックのライヴを生で観るのは今回がはじめて。これまで映像で観る限りでは、あくまでメインの活動はレコーディングであり、ライヴはグッとこないタイプのミュージシャンだと勝手に決めつけておりました。が、まったくそんなことはありませんでした。というか、もうサイコーで、圧倒されました!

当日はお昼過ぎに会場に到着。熱中症対策として屋内会場でソルティライチを飲みながらスタンバイ。しばらくすると注目していた新鋭、トム・ミッシュのライヴがはじまる。ソウル、ブルース、ジャズ、そしてヒップホップのエッセンスを絶妙の加減でミックスし、極上のポップソングに仕上げている。自ら演奏するギターは透明感あふれるジョン・メイヤー直系。聴いていて気持ちいい。20代前半にして、このセンスとソングライティング能力。間違いなく近い将来メインストリームに駆け上がるでしょう。ちなみに僕が彼と同じ年齢の頃は、毎日「彼女ほしい〜」と悶絶していました。

お目当てのミュージシャンが特にいない時間帯になったので、「せっかくなので」ということで、ONE OK ROCKを観賞。普通にカッコいい。森進一さんのご子息、こんな感じになっておられたのですね。
この頃になると、クーラーボックスに飲み物を詰め込んでやって来た友だちが、となりでせっせとつくってくれるチューハイでホロ酔い気分に。「アテがほしい」ということで屋台ゾーンに行って飲み食いしている間に、楽しみにしていたチャンス・ザ・ラッパーを見逃してしまいました。

そしていよいよ、ベックの登場。がんばって前へ移動すると、御用達のサンローランを身にまとい、ギターを持ったベックが目の前にいる。と、いきなり「デビルズ・ヘアカット」がはじまり、「ルーザー」へとなだれ込む必殺の展開。ジェイソン・フォークナーやロジャー・マニングjrらをはじめとするバックバンドが繰り出すサウンドは、ひたすらラウドで面食らう。そんなオッサンの驚きなどおかまいなしに、この後も目下最新作の傑作『カラーズ』を中心にキラーチューンのオンパレード。完全にパーティーモードというか、花火大会モード。前で踊りまくる外国人に感化され、こちらも大はしゃぎ。“ひとつになる”って、こういう感じだったんスね! 一体感を体感していると、外国人は彼女さんをハグしたりチューしたりとヒートアップ。やっぱり“こっち”と“そっち”には高い壁がありました……。
ライヴはあっという間に後半。メンバー紹介に合わせて、シック、ストーンズ、ニュー・オーダー、トーキング・ヘッズの曲をちょこっと演奏するのですが、これがイカす! 「ブルー・マンデー」なんか確実に本家よりカッコいい。(ニュー・オーダーは、ド級のヘタさが魅力なんですけどね)
やってもやっても尽きないキラーチューンと完成度の高いパフォーマンスに、20年以上に渡りミュージックシーンの最前線を走りつづけている男の凄みを感じました。
今年のサマソニ大阪はかなりショボいラインナップで、実際にお客さんの入りも残念だったようですが、ベックの最新型ライヴを観ることができただけで大満足です!

posted by ichio
2017.08.28

ランニングをはじめた理由

170825つれ合いが健康およびアンチエイジングのためにゴールドジムへ行きたいと言いだしました。しかし、ジムに通うためにはお金が要ります。しかもゴールドジムといえば、まぁまぁなお値段。そこで「ひとまず近所でウォーキングかランニングからはじめてみれば」と提案したところ、お金を払って“やらなければならない環境”をつくらないと行動に移せないとのこと。気持ち的には分からないでもないのですが、家庭の財務を司る立場としては簡単には承服できないご意見。
そこで僕は毎日している軽い筋トレをこれ見よがしにつれ合いの前で行い、自主(無料)トレーニングを促す作戦にでたものの、まったく効果なし。というか、「ちょっとテレビ見えへん」と怒られる始末。仕方なくゴールドジムよりリーズナブルで、若干おばちゃん率高めの某ジムをおすすめしたのですが、これも気分が上がらないと却下。敵もなかなかしぶとい。
こうなればリーサルウエポン。僕がランニングをはじめ、それにつれ合いを誘う作戦を決行! 果たして、ここまでやることなのかとは思うのですが、僕自身、腰まわりの“ヌタ〜ッと感”を取りたいと思っていたので一念発起して走ることにしました。ただ僕もバカじゃないので、戦略があります。僕だけ走ると言っても「どうぞ、がんばって」で終わってしまうため、子どもと一緒に走ることにしたのです。子どもは日頃から運動をしているので、僕とのランニングにノリノリ。こうなればゴールドジム志願者たるもの、やらないワケにはいかない。

ということで、家族で二条城でのランニング(ニジョラン)を開始。僕は中学時代、陸上部で中距離をしていて二条城を毎日走っていたのですが、30年間ほぼNO運動状態。ヘロヘロになると思いきや、意外にスムーズに走ることができ、気持ちいい。つれ合いも走ってみると気持ち良かったようで、習慣化しそうな気配。
こうなってくると、イカすランニングシューズとウェアが欲しくなってくる。わざとらしくつれ合いにアピールしたところ、「しばらくはこれで」と、某ファストファッションブランドのスポーツウェアを支給される。これがくそダサくて、しかも着心地も悪く、気分が上がるどころか逆にやる気を削いでいます。なんか、つれ合いにリベンジされている気がします……。

今読んでいる、村上春樹さんの『職業としての小説家』というエッセイにランニングの話が出てきて、有酸素運動をすると脳内にニューロンが生まれ、それに知的刺激を与えると脳のはたらきが活性化すると書かれていました。このところ自分自身にがっかりするような物忘れや勘違い、奇行をしてしまうことがあるので、そういう意味でもランニングはつづけたいと思います。
『職業としての小説家』は、村上春樹さん自身の経験に基づいて、“作家として書くというのはどういうことか”が、じっくりと、そしてストレートに書かれています。語られる言葉はすごくシンプルで淡々としているのですが、シンプルで淡々としているからこそガツンときます。近頃よく見かける、さも良さげでポジティブ風な自己啓発書などとは大違い。書くことを生業としている者の端くれとして、すごく勉強になりました。カラダだけでなく、アタマのランニングも欠かせません。

posted by ichio
2017.07.20

K-POPアイドルによるルドヴィコ療法

170720近頃、『時計じかけのオレンジ』に出てくる「ルドヴィコ療法」の効果を、身をもって実感しています。ルドヴィコ療法とは、犯罪者の再犯を防ぐために対象者を椅子に縛りつけ、クリップで目を開けたままの状態にして無理矢理バイオレンスな映像を見せ、身体と脳に暴力に対する嫌悪感・拒否反応を刷り込むという架空の治療法。僕はこの1年半ほど、このルドヴィコ療法を受けている状態です。

実は奥さんと子どもがK-POPの某アイドルグループにハマっおりまして、強制的に彼らの曲を聴かされているのです。それらの曲はどれも歌とラップが組み合わされている今どきなスタイルなんですが、独特のクセがあり、 “気持ち悪い”と“病みつき”のギリギリの線を攻めていて、こちらの意思に関わらず脳内の深部に入り込んでくるんです。旅行の時など、クルマという逃げ場のない閉鎖空間で何時間も聴かされるのですから、たまったもんじゃありません。真剣に発狂しそうになりました。
薄れゆく意識の中で僕は、ブルース・リーの「水になれ」という言葉を思い出しました。自分と相反するものに遭遇した時、ガチコンでぶつかったらバラバラに砕けてしまうけれど、水のように受け流せばスルリとかわせるという教えです。抵抗するのではなく、流れに身を任せる。ということで、僕も一緒に歌うことにしました。
独特のクセがある彼らの曲は、1、2回聴いただけでも信号待ちをしている時に口ずさんでしまう威力をもっているのですが、僕なんかシャワーのように浴び続けたせいで、今ではカッコ良く思えてくるほどにステップアップしました。この前、奥さんと子どもに連れられ、大阪の鶴橋でK-POPショップ巡りをした時なんかウキウキし、せっかくなのでグッズも買っとこうかなと思ったくらいです。おそらく日本のオッサンの中では、K-POPに詳しい方に分類されると思います。
まだまだファンと名乗るのはおこがましい身分ですが、そんな僕がみてもK-POPのクオリティは唸らせるものがありますし、単純にカッコいいという感情が湧いてくる。バラエティ番組で軽妙なフリートークをかまし、情報番組のMCやコメンテーターをしている日本のアイドルをみると、「アイドル」ってどういう人のことをいうんだったっけ?という疑問がわいてきます。一度原点を見直してもよい時期なのかもしれません。

この春、子どもがライヴデビユーを果たしました。もちろん、ファンのK-POPアイドルのライヴです。秋にも奥さんと一緒に行くそうです。羨ましい……。さすがに「お父さんとエイフェックス・ツインのライヴに行こう」とは言えないので、僕もK-POPアイドルのライヴに行こうかな。

posted by ichio
2016.05.23

2016年問題

160523「2016年問題」にご注意ください!
これまで世界は1999年の「ノストラダムスの大予言」や「2000年問題」などで大騒ぎしてきましたが、結局大したことは起こりませんでした。むしろ、これらをネタにして儲けた人が少なからずいた、ラッキーイベントだったといえるでしょう。しかし我が家を襲った「2016年問題」は、実害のある恐ろしい現象です。

どんな惨事が発生したのかと申しますと、アナログレコードのジャケットを保護するビニール袋が一斉に破けだしたのです。
ラックからレコードを取り出す方法は人によって千差万別。僕は、パカパカとレコードを横に倒してお目当てのアルバムを探し出し、背の部分のビニールをつまんで引っ張り出す「プルアウト・スタイル」を採用しています。(僕が適当にいってるだけなので、ネットで「レコード プルアウト・スタイル」と検索しても出てきませんよ)
とまぁ、こんな感じに背の部分のビニールをつまむと、その部分だけが破けてしまうのです。ビニールの状態をみると、干からびたみたいにパリパリになっている。調べると、塩化ビニールには可塑剤という薬品が入っていて、時間の経過とともにそれが抜けていき品質劣化するとのこと。
僕はビニールの品質チェックをするため、ビニールに入っているレコードの背の部分を、かたっぱしに引っ張ることにしました。すると、破れる破れる、どんどん破れる。途中から包装用のプチプチをやっている気分になってきて、破れないとハズレ的な感じに。ちなみ、午前2時のことです。
そうやってゲームを進めていくうちに、破れるビニールのほとんどが90年代に買ったものだということに気づきました。それは、偶然とは思えない確率。不思議と、それよりも前の80年代に買ったものは、まだビニールに粘り気があって破れない。つまり、経年劣化だけが原因とはいえないということです。これは推測ですが、空前のレコードブームが巻き起こっていた90年代当時、質の良くないビニールが出回っていたのではないかとにらんでいます。

我が家の2016年問題は、実はもうひとつあるのです。それは、家電がつづけざまに調子が悪くなるという怪現象。ブルーレイ・レコーダー、洗濯機、トースター、パソコン、時計など、ジャンル・購入時期を問わず不具合が発生。まるで惑星直列のようです。そういえば惑星直列の時も、引力が影響し合って地球がどうにかなるんじゃないかという話がありましたが、幸い何もありませんでした。それに比べて、こっちの問題はもっと現実的で、シリアス。家電を買いかえる金額を考えたるだけでも悪寒が走ります。
どのご家庭でも1回はいろんなことがあると思いますので、お互いがんばってクリアしましょう。

posted by ichio
2016.05.11

なぜ、枯れるのか

160511近ごろ、妬み・嫉みという負の感情が止まりません。
ことのはじまりは、育てていたエバーフレッシュが枯れてしまったこと。エバーフレッシュは中南米や東南アジアに育つ、マメ科〜ピトヘケロビウム属の植物で、夜になったり水をかけたりすると葉っぱを閉じ、風に葉が揺れる姿も涼しげな、かわいいヤツです。
そんなエバーフレッシュの苗を去年の春に買い、かわいがっていたら、涼しくなる頃には枝も増え、結構な大きさになっていました。

ここで少し補足説明をば。僕は乾いた心を少しでも潤そうと、ちょこちょこ植物を買っては育てているのですが、どうしたことか想いに反して、かなりの頻度で枯らしてしまうのです。たとえ枯れなくても、買った時とはまったく違うブサイクな風貌に変わってしまう。グリーンジョップはもちろんのこと、他のお店や家でも、うちのような感じのものに出会ったことはありません。オリーブやホームセンターで売っている定番の多肉植物も、ブルータスの「珍奇植物」特集で紹介されそうな形になってしまうのです。
確かにうちは北向きで、建物も日当りが良くないつくりになっているため、枯れる要素はあるものの、何かそれだけではない僕の生まれ持った“センスのなさ”が原因である気がずっとしていました。

そんな僕でも育てやすい、難易度低めの植物であることもエバーフレッシュの魅力のひとつでありました。とはいっても南国産であるため、8度以下になると枯れてしまうということで、冬場は室内に入れ、やわらかい日が当たる窓際に置くことに。そして土や葉の状態を見ながら水をあげたり、霧吹きで葉を湿らせてあげたりする。エバちゃんもそれに応えるように青々とした葉を茂らせてくれる、まさに相思相愛の関係でした。
しかし、恋の終わりはいつも突然に訪れるもの。エバちゃんも然り。何か葉っぱにハリがないなと思っていたら、みるみるうちに色が変わり、カスカスになってしまったのです。インターネットで育て方を見ながら回復に努めたのですが、一枚また一枚と葉が落ち、ひどい時には枝ごとボロッと落ちることも。そんなエバちゃんの姿を見る度に、僕の心は細い針でチクチク刺されたように痛むのでした。そして、気分もどんどんブルーに……(これ冗談でも大げさでもなく、マジです)。ついに葉っぱが一枚残らず落ちた時には、僕の少年のような笑顔は完全に失われていました。
さらに悲劇は続きます。青葉がのびる春、これまで元気に育っていたユーカリなどの植物も急に色が悪くなり、葉が落ちだしたのです。こうなると、「どうして俺のところだけ枯れるのか」「近所のおばちゃんの植木は花を咲かせているのに……恨めしい……」と、心の奥にドス黒い感情がとぐろを巻きはじめました。ジェダイからシスへと堕ちたアナキンを想像していただくと、この感じをご理解いただけると思います。

このままでは精神衛生上良くないということで、心機一転、ニューフェイスを招くことに。期待の新人は、そんじょそこらの悪条件では枯れないタフボーイ、ソテツくん。よく、おばちゃんがぬか漬け用のプラスチックのバケツに植えて、ろくに世話してないのにデカくなってますよね。もし、これを枯らしたら、植物好きから足を洗います。

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2016.03.20

娘とふたりで『オデッセイ』

160320少し前、10歳の娘が映画『オデッセイ』を観たいと言ってきました。これまで娘が映画館に観に行ったのはディズニー映画やドラえもんなど、いわゆる子ども向けの作品のみ。家ではジブリ作品などもちょこちょこ観ているのですが、熱心なファンというほどでもないので、いきなりの『オデッセイ』にびっくりしました。クラスで話題になっているのかと訊くと、そういうことはなく、テレビの予告を見て興味をもったとのこと。
この半年、僕は仕事で、娘は習い事でろくに休みがなかったので、これは良い機会だと、ふたりで観に行くことに。
そこで問題になるのが、どの仕様で観るかということ。IMAXは高くて腰が引けるし、3Dはメガネ・オン・メガネになるので気がすすまない。ということで2Dに絞られるのですが、吹き替えか字幕かという問題が残っています。子どもが内容を理解するうえでは吹き替えの方が良いのかもしれませんが、心の師であるブルース・リーの「Don’t Think, Fee〜〜l!!」という言葉を思い出し、オヤジの権限を発令して字幕に決定。分からないところは前後の文脈で読み取るようにと、カッコ良さげなセリフを吐いてみました。

そして、当日。僕は夕方まで仕事をして、近所のシネコンで待ち合わせ。早速劇場へ入ろうとすると、娘が「その前に打ち合わせがあるから、ちょっと待ってほしい」とのこと。そして、おもむろにカバンから『ちゃお』の付録の長財布を取り出しました。話をおうかがいすると、長財布からお金を出してポップコーンを買いたいというのです。どうも、長財布というのがステータスらしい。さらに、自分一人で観に来ている感じにしたいので、注文している時は近寄ってくれるなと。吹き出しそうになるのをこらえ、事前にドリンクやポップコーンの味を何にするかなど注文内容を決め、お金とチケットを託しました。
そして、いざ買い物本番。離れたところから見る限り、緊張でぎこちないところはあるものの、何とか無事にゲットすることに成功。娘のあまりのドヤ顔に辛抱たまらず笑ってしまいました。

映画がはじまると娘のテンションは頂点に達し、身を乗り出してスクリーンを凝視。そして凝視したままポップコーンのカップに手を伸ばし、頬張るという、アメリカンな楽しみよう。その熱中具合に、こっちも新鮮な気分で映画を観ることができました。
帰ってから感想を聞くと、「『ルパン三世 カリオストロの城』と『塔の上のラプンツェル』を除いて、人生でいちばんおもしろかった」ということでした。

これで映画に興味をもった娘はどういう経緯かは謎ですが、つれ合いの勧めで家にある『ラスト・エンペラー』を観賞(何でいきなりベルトルッチやねん!)。さすがにストーリーは分からなかったものの、映画に出てくる宦官にインパクトを受けたらしく、以来よくそのモノマネをしています。まさに、「Don’t Think, Fee〜〜l」です。

posted by ichio
2015.07.24

ムダが大切

150724「ゼロベースで計画を見直す」
“ゼロベース”という言葉のせいで何となくカッコ良く聞こえますが、要は関西のおばちゃんが言うところの“パーになった”ってことですよね、新国立競技場。
さらにオリンピック・バラリンピック組織委員会会長を務める元総理大臣が「生ガキがドロっとした〜」と言いだしたのを皮切りに、場外乱闘になだれ込んだ模様。
見積もり額をはるかにこえる建設費、赤字を生みつづけるランニング試算など、大きな問題があるのは分かります。ザハさんのデザインがベストかどうかは別にして、黒字か赤字かという数字だけでプランの善し悪しを決めるのはちょっと違う気がします。新国立競技場は国のシンボルのひとつとなるもの。そんなものを損得だけで決めてどうするの。それなら人類の遺産になっている多く建物はムダでけしからんものになってしまう。人を惹きつける根源は計算し尽くされた合理性ではなく、度が過ぎたムダにあると思うので、どんなデザインに変更されるにしろ、何の過剰もない無味無臭なものだけはやめていただきたいものです。

ということで、ムダなことに多くの時間を割いている僕の暮らしに、またひとつ大きなムダが加わりました。
トレイルです。トレイルをはじめました。最近は野山を走るトレイルランが流行っていますが、僕は歩く方。
関連の本を読むと、歩くことで感覚や思考が研ぎすまされたり、ストイックな気持ちになったりすると書かれているんですが、今のところその兆候はゼロ。むしろ、帰ったらビール飲みたい、焼肉食べたい、クーラーの利いた部屋でギンギンのロケンローを聴きたい、痴女に誘惑されたい、それはどう考えても実現不可能なのでそれ関連のAVを見たいと、次から次へと煩悩が湧き出てくる始末です。
無茶苦茶に疲れ、シューズやリュックなどのアイテム(近ごろはギアっていうんですね)を買うコストがかかり、誰に頼まれるでもなく、誰の役にも立たないこと。そして、つれ合いに「トレイルっていいたいだけやん」と半笑いされること。これをムダといわずに何といいましょう。
しかしこれがやたらと楽しいんです。歩くこと自体だけでなく、トレイルをすることでご飯がおいしくなったり、夕方のうたた寝や、お風呂、音楽を聴くこと、しょうもないテレビ番組や痴女のAVを見ることなどが楽しくなるから不思議です。
現在、京都盆地をグルッとまわる京都一周トレイルコースに挑戦中。月曜日に足を引きずっている場合は、「どうしたん?」と尋ねてください。思いっきりムダなトレイル話をして差し上げます。

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2015.06.27

メガネは人格の一部です

150627メガネをかけるべきか、かけぬべきか。それが問題だ。

僕は十年以上ずっとコンタクトレンズをつけていたのですが、加齢のせいか、夕方になると目がショボショボしてやってられないので、1年ほど前にメガネにきり替えました。
昔から使っていたメガネはつれ合いがうっかりブッ潰してしまったため、メガネ党にチェンジする際、リーブナルな某メガネチェーン店で代わりを購入。ところが、これが重くて耳が痛くなってくる代物。しかも形状が顔に合っていないらしく、「ごはんですよ」の“のり平”レベルでずってくるんです。カレーを食べて発汗した時などは、ヌルッとすべり落ちるのが分かるくらい。マジで「ゴラぁ〜!!」と、投げ捨てたい気分になります。
でも、自分のメガネでキレるおっさんというのも気味が悪いので、新しいメガネに買い替えることに。メガネ屋さんを見てまわった結果、MOSCOTのボストンタイプをゲット。

MOSCOTは、今年100周年を迎えたニューヨーク生まれの老舗ブランド。オーソドックスなルックスを基本としながら、古く見えないのが特徴。MOSCOTファンは多く、古くはバディ・ホリーやトゥルーマン・カポーティ、アレン・ギンズバーグ、ジョン・レノン、最近ではジョニー・デップなどが愛用しているとのこと。
この度その末席を汚すことになったワケですが、いいです、MOSCOT。ルックスもイカしてるし、かけ心地も快適。他のタイプも欲しくなるほど気に入っています。

しかし、まわりの反応は微妙。「ヘンタイ臭、漂い過ぎ」、「むっつりスケベ感がハンパない」、「知り合いでなかったら、子どもを遠ざける」と、限られた一方向に感想が偏っている模様です。
よく“メガネはかける人の個性を引き出す”なんてことをいいますが、こんな個性、出んでええわ! 確かにノーマルなラインからははずれているかもしれませんが、害はないのでご安心ください。
でも、もしかしたら、そういう声もすべて受け入れ、「それで上等!」と思えた時に、はじめて板につくのかもしれません。街で見かけるおじいさんを見ると、そう思います。

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2014.08.20

朝の日課

140820.jpg大人として、社会人として「やっちゃいけないこと」のひとつが、遅刻。プライベートの待ち合わせに関しては、携帯電話が普及して、‘ちょっと遅れそう’的なメッセージを送ればOKという雰囲気になっていますが、僕はかなり余裕を持って到着するよう心がけています。
それは毎日の起床も同じ。結構早めに起きています。しかも、目が覚めていきなりジャッキー・チェン跳びで起きられるくらい寝起きが良いため、朝食の支度、食器洗い、ゴミ出し、掃除、洗濯干しは僕担当に。(つれ合いは新聞の収穫、子どもの朝勉強を担当)

このような家事に加え、もうひとつ欠かせない日課が、植物と小動物(金魚・カニ)のお世話。植物は自分でゲットしたものなので進んで水やり・手入れしているのですが、小動物は子どもがお祭でテンション上がって持ち帰ってきた系なので、基本イヤイヤ。一応最初は‘責任もってお世話しなさい’と、さとすのですが、どうにも触るのが怖いようなので、仕方なく僕が受け持つことに。
僕も子どもの頃は何も考えず触りたくっていましたが、今はかなり気持ち悪い。たまに水槽の水替えで、ボロッと金魚が出た時などは、ヒッャッ!と悲鳴を上げ、指先を震わせながらつまんで返還しています。
カニもサワガニならかわいいんですけど、ウチにいるのは‘どこの出身ですか?’というグロいルックス。
しかも、ろ過装置がないので、毎日水槽の水替えと掃除をしなければいけないという、手間のかかりよう。雑に扱って死んでしまい、死骸を触るのがいやなので、ヒレの状態やメタボ具合、エサの食べっぷりなどもしっかりチェック。おかげで金魚は、もう4年以上います。
そんなこんなで忙しいのに、先日、またまた子どもがカブトムシを持って帰ってきて(ちなみに女子です)、To Do リストが増えました。カブト用のバイオ育成とやらの土を買ったところ、何かが醗酵しているのかすごくクサくて、今、我が家の玄関は変なニオイが漂っています。
あまり歓迎はしてないのですが、ウチに来たのも何かの縁。遅刻しない範囲で、できる限りのことはしてやるつもりです。

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2014.04.29

カレー熱、ますますヒートアップ

140429.jpgカレー熱がとまりません。
この1年あまりスパイスカレーにハマり、京都を中心にいろいろなカレーライス専門店、インド料理店、カフェなどを食べ歩いているのですが、その熱はおさまるどころか、ますますアートアップしています。
近頃では、将来、カレー&古本屋に鞍替えするのが目標になりつつあるくらいです。しかし今のところ料理の経験値が絶対的に足りないため、スキルを磨こう(というか、料理に親しもう)と、スパイスカレーをつくることに。つれ合いと子どもが出かけている間にクミンなどを買ってきて、はりきってクッキング。包丁を持つ姿勢がヘッピリ腰であるものの、たいした問題もなく完成。
専門店に漂う“香り”とは違う、微妙な“におい”がする気がしないでもありませんでしたが、子どもは慣れないスパイスで汗だくになりながら、「おいしい、おいしい」と完食してくれ、感激。今度からは大人用と子ども用の2バージョンつくるようにしよう。

どうして、カレーにハマッたのか? もとからカレー好きではありましたが、好き度からいえばハンバーグがダントツだったはず。つらつら考えてみたところ、カレーライスにロックを感じるからという気がしてきました。
カレーライスというシンプルなフォーマットに、さまざまなスパイスや具材を入れて、ひとつの味をつくる。単に多くのスパイスや豪華な具材を入れればOKとうワケではなく、ベストなケミストリーを見つけなければなりません。それはまさに極めてシンプルな曲構成の中にさまざまなジャンルの音楽を取り入れ、進化してきたロックと同じ。特に僕はカレーライスに、レゲエやダブ、ジャズ、ラテン音楽をパンクスピリットとでアレンジしたニューウェーブを感じます。
だから、スパイスカレー店の主人の多くは、かつて喫茶店の主人が漂わせていたアウトローなオーラをまとっている。某人気カレーライス店のご主人は、開店前に行くと大音量で音楽をかけて仕込みをしていて実にカッコいい。

そんなこんなでいろいろなお店を巡っているうちに、お気に入りのお店が何軒かできてきました。その中でもよく行くのが、近所(京都ではなかなかのカレーホットエリア)にあるE店。ここは独自にブレンドしたスパイスを毎朝焙煎しているそうで、見た目は地味ですが、香りに“うまさの中枢”を突いてくる鋭さがある。具材も一瞬「あれっ、ちょっと少なくないですか?」と思うものの、食べてみると、シンプルさがご飯(玄米)との相性を引き立てていることに気づき、唸ってしまいます。このデキる感は、初期ポリスや中期ジャムあたりに通じる。そのへんのところをご主人と話してみたいのですが、いかんせんクールな感じの方で、僕もお店の人にスマートに話しかけることができるタイプでもないので、いつも食べ終わると同時にそそくさと退出しています。
いやホント、カレーの魅力は深くて果てしないです。

posted by ichio