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2021.02.02

前時代の遺物に・・・・

210202 随分前から時代の流れに乗りそこなっていることは分かっていましたが、改めて自分が前時代の遺物になりつつあることを痛感しました。
 年始早々、長年使っていたCDJがまったく動かなくなり昇天されたため、新しいCDプレーヤーを購入せねばとそこそこ大きい家電量販店に足を運んだところ、オーディオ製品はほぼ店舗に置いていないと言われ、クラッときました。
 自分的にCDは生活必需品として毎日使っていますが、一般的にはほとんど需要ないんですね。確かに子どもも特定の音楽を聴くためにお金を払うという発想はない様子だし、アルバムを通して聴くなんて行為もないようです。

 ちなみにこれまで使っていたCDJは、愛着はあったもののDJもしないのにイキって買ったため、僕にとっては無駄にスペースを取り、無駄な機能満載のCDプレーヤーでした。おそらく相手も「こんな使われ方ちがう!」と思っていたでしょう。

 一応僕もSpotifyは利用しているのですが、どんな感じの音楽なのかを確認する程度にとどまっています。
 音楽にしても本にしても身銭を切らないと身が入らないといいますか、たとえ気に入らない内容だったとしても無理やり“好きになりにいく”情熱が湧かないんですよね。
 それに好きなモノに囲まれて生きたいと思っている人間としては、データだけのスッキリしたお部屋というのがどうにも落ち着きません。
 こうした趣向がいろいろな面で不効率なのことは重々承知しており、本・雑誌に関しては一部電子書籍に切り替えようかなと思っております。

 映画もコロナウイルスの影響で、一気にサブスクでの配信に重きを置く方向に進んでいる模様。日本は映画会社と映画館がつながっているのでまだ流れは緩やかですが、アメリカの映画会社は完全に舵をきりました。
 現に最近は、マーティン・スコセッシの『アイリッシュマン』やデヴィッド・フィンチャーの『Mank マンク』など、大御所でも配信ありきの作品が少なくありません。
 またプラットフォームの変化によって、話の構成や画面のレイアウトも変わっていくでしょう。
 こうしたことは時代の流れなので文句をいっても仕方ありません。ただ、加齢によって順応性が鈍り、「自分の好きなものだけあればいい」と開き直りかけている身として、こうした変化に適応する自信がありません。

 僕はいまF1と映画、音楽、動物ドキュメンタリーを観るためにCSに入っていて、そろそろNetflixとDAZNに乗り換えようかなと思案しているのですが、まだCSの方が微妙に安いため踏み切れないでいます。
 こうして二の足を踏んでいる間に時代はどんどん進んでいき、ますます敷居が高くなるばかり。このままではズルズルとドロ沼にはまり挽回できなるので、誰かそっとやさしく導いていただけないでしょうか。

 個人的にはSiriに期待しています。最近インターネットのバナー広告が、どう考えてもアクセスや検索ワードの履歴だけでなく、マイクでこっちの話を盗み聞きしているとしか思えないシンクロ具合なんです。
 この前もテレビを見ながら墓石の話をしていたら、次の日にお葬式の広告が表示されました。家族一同元気なので、墓石関連のサイトにアクセスしたり検索したりする必要は微塵もなく、実際していません。
 当然Siri はNetflixやDAZNの話も聞いているので、サクッと登録のナビをしてほしいものです。

posted by ichio