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2016.10.13

リチャード・アシュクロフト 生初体験

161012抱かれてもいい。そう思えるくらい最高のライヴでした。
ソロ名義としては16年ぶりとなるリチャード・アシュクロフトの来日公演。僕は、今回がリチャード生初体験。今や伝説となっている2008年のサマソニでのライブを見逃した後悔の念、新作『ジーズ・ピープル』の充実ぶりに伴う期待感、稀代のイケメンに会える萌えなどが混ぜこぜになり、前日から気持ちが高ぶる。
当日は仕事もそこそこに切り上げ、会場のZepp nambaへ。90年代のUKロックバンドの代表格であり、サマソニのトリを務めたヴァーヴのフロントマンで、ブランクはあったもののミュージシャンとしては現役バリバリであるにも関わらず、客入りはイマイチ。ちょっと寂しい気持ちになる。腰痛予防のために取った2階の指定席は、半分埋まっているかどうかという具合。スタンディングの1階フロアも後ろの方は余裕がある。こんなんじゃ、せっかく日本に来てくださったリチャード様に申し訳ないというか、機嫌を損ねて帰っちゃうんじゃないかという不安がよぎる。
幸い、開演時間を20分ほど過ぎたところで、リチャード登場。お召しになっているTシャツには、『ジーズ・ピープル』を訳した「この人達」という文字。この直訳ぶりに、「人間」「愛」「ヌード」という文字を貼付けた衣装で現れ、普通じゃない感性を見せつけた、プリンスの東京ドーム公演を思い出す。
スポットライトを浴びたリチャードは、『ジーズ・ピープル』のオープニングナンバー「アウト・オブ・マイ・バディ」を歌いだす。神々しい。リチャードが歌い、キレッキレのカマキリダンスをしているのを目の当たりにして、早くもカウパーが沁み出る。
詳細ははしょりますが、今回の公演では『ジーズ・ピープル』を中心に、これまでのソロ曲だけでなく、ヴァーヴのキラーチューンも披露してくれました。しかも、客が少なくてやる気をなくすこともなく、本気モード全開。圧倒的な存在感とパフォーマンス力に、僕は発射寸前。辛抱たまらん!という状態になり、曲間に1階へと移動。リチャード様と一緒に拳を振り上げ、盛り上がりました。こんなに熱くなったのは、ストーン・ローゼズの再結成時のライブ以来。
来日前の公演や東京公演のセットリストに比べるとちょっと曲は少なかったのですが、大満足です。本人も手応えを感じたらしく、出待ちのファンにサインをするなど、意外な“いい人キャラ”を発揮していたようです。もし、また来日してくださるなら、絶対に行きたい。
その時は、会場を大観衆で埋め尽くしたいものです。洋楽離れという背景はあると思いますが、プロモーションはもう少しやりようがあったのではないでしょうか。「カリスマ性がなんやかんや」と謳っても、普段洋楽を聴かない人にとっては「何のこっちゃ?」でしょう。それにアプローチとして古くさい。音楽雑誌も含め、もっと音楽そのものの良さを伝えてほしいものです。

posted by ichio